まった〜り資産運用日記

資産運用で日々学んだことや気づいたことなどを発信します

2023年の投資方針。VYMとQQQをメインに追加投資。

2023年が始まりました。

昨年までの実績をもとに今年の投資戦略を考えてみます。

 

2022年末のポートフォリオは以下の通りでした。

銘柄ごとに分けて表示します。

銘柄 分類 割合
VTI 市場全体 62%
VEA 市場全体 9%
VWO 市場全体 4%
VYM 高配当 3%
VIG 高配当 3%
HDV 高配当 3%
SPYD 高配当 3%
QQQ 高成長 13%
合計 100%

昨年の積立投資は以下の割合で行っていました。

  • 市場全体;追加投資資金の70%
  • 高成長株;追加投資資金の30%
  • 高配当株;受け取った配当金

 

市場全体への投資金額が目標としていた金額を超えてきたことから、今年は高成長株と高配当株へ集中投資しようかと思います。

具体的には以下の通り。

  • 高成長株(QQQ);追加投資資金の50%
  • 高配当株(VYM);追加投資資金の50%

昨年のVYM(青)、VTI(赤)、QQQ(オレンジ)の結果を見ると上位と下位のものに追加投資するので、おそらくちょうどVTIの結果ぐらいになるだろうと思ってます。

 

高配当株への投資はVYM、VIG、HDV、SPYDへと2年間投資を行ってきましたが、それぞれ特徴はあるものの概ね似たようなもので、個人的には時価総額加重平均型が良いのでVYMを選びました。

 

高配当株をポートフォリオに入れる理由は、ポートフォリオ全体の変動率を小さくするためなので、配当金(分配金)の大きさだけを考えるとSPYDが有利ですが、そこはあまり考えずVYMとしました。

 

手持ちのVIG、HDV、SPYDは利益の状況を見ながらVYMへと引っ越ししてく予定です。

これでポートフォリオとしては、VTI・VEA・VWO・VYM・QQQの5銘柄になります。

一時期はGAFAMを含め10銘柄以上になっていたので、だいぶスリムになる見込みです。

 

数年後に目指すポートフォリオはこんな感じ。

しばらくこのポートフォリオに向けて積立投資をしていきます。

 

今年は世界的に株価が下落すると予測されており、積立投資家にとってはチャンスの年となりそうですね。

慌てずじっくりと積立投資を継続していきましょう。

 

じゃ。

 

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2022年の投資を振り返る。ポートフォリオをちょこちょこ変更した1年でした。

2022年は2021年末ピークからの大幅下落から始まり、投資家にとってなかなか厳しい1年でした。

 

また日本人にとっては急激な円安からの急激な円高へと変動し、為替の影響をもろに受けましたね。

私もそんなアップダウンを感じながらいろいろとポートフォリオをいじる1年でした。

というわけで2022年の投資を振り返ってみます。

2022年の相場環境と投資結果

2022年の米国高配当株(青)、米国株全体(赤)、米国ハイテク株(オレンジ)インデックスの円ベースの結果を確認してみます。

  • 米国高配当株;+13.95%
  • 米国株全体;-7.76%
  • 米国ハイテク株(ナスダック100指数);−23.2%

という結果でした。

高配当株は上昇した一方で、GAFAMを中心とするハイテク株の下落が激しい1年でした。

 

さて私の投資結果はどうだったでしょうか。

私の2022年末のポートフォリオは以下のとおりでした。

上記グラフの棒グラフは積立金額、折れ線グラフは評価額です。

 

上記折れ線グラフを見ると全体の評価額としては2021年末と比べて微増でした。

これは、

  • 追加投資額>2022年の評価損

であったためで、含み益部分を詳しく見ると25%程度利益が吹き飛んでいました。

2022年の投資行動

さて2022年はいくらか利益が吹き飛ぶ1年でしたが、積立投資家としては特になすすべが無いものの、大勢に影響のない範囲でちょこちょこポートフォリオの変更をやってました。

GAFAMを売却

2020年9月から思いつきで行ったGAFAM(GoogleApple、旧FacebookAmazonMicrosoft)への投資でしたが、2022年10月ぐらいにちょうど含み益がゼロになったタイミングで全て売却しました。

 

利益になろうが損失になろうが掛け捨てと考えてずっと保有するつもりでしたが、下落していくストレスから解放されたく、キッパリと売却。

ドルによる利益はなかったものの、投資したのが2020年9月と1ドル105円ぐらいの時だったので、為替利益だけゲットしました。

FX再参入

いくらか記事に書きましたが、歴史的な円安による含み益をなんとかしたいという思いから、ドル売りを行いました。

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今も円高が進んでいるため、順調に含み益が膨らんできています。

ただFXではこれまで何度も痛い目に会ってきたので、調子に乗らないように気をつけます。

 

ドル売りはマイナススワップが大きく、1ヶ月あたり3〜4万円程度の金利払いが生じています。

2023年中にはどこかのタイミングで利確したいところです。

確定拠出年金のスイッチング

地味なところですが確定拠出年金のスイッチングも行いました。

スイッチングというのは持っている投資信託を売却し、他の投資信託に変えることです。

 

確定拠出年金は売却しても利益に税金がかからないので、相場環境によってはメリットがあります。

私は先進国株に2013年ぐらいから投資していたので結構含み益がありましたが全部売却し、定期預金のような商品に変更しておきました。

 

2023年に株価が下落した場合、再度スイッチングを行い株式投信へと切り替えたいと思っています。

まとめ

2022年はちょこちょことポートフォリオをいじった1年でした。

と言っても積立投資の部分はいじってないので大勢には影響していません。

 

ハイテク株の比率が大きいナスダック100はここ数年ずっと上昇を続けていたので、ちょうど買いやすい水準になってきた印象です。

 

さて2022年の結果をもとに2023年の投資戦略を考えます。

 

じゃ。

 

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本日9年間乗り続けた愛車とお別れします

本日9年間使い続けた愛車を手放すことになりました。

理由は故障が多くなってきたからです。

毎年1度はどこかが故障し、年間20万円程度の修理費がかかっていました。

 

先日故障のたびに持っていくBMWのディーラーの方にも

「お客様の車は新車時から13年経つので、弊社のサービスマンでも修理できる腕を持ったものが限られてきまして・・・」

と、暗に買い替えを勧められました。

 

「サービスマンもうちょっと頑張ってよ」と心の中では思いながらも、そろそろかなぁとは思っていました。

そして先日エンジンから少し異音がしたので、エンジンオイルのチェックを行ったところ、オイルをチェックするセンサーが作動せず、故障していることがわかりました。

 

そもそもうちの車はオイルがよく無くなる現象が起きており、ディーラーで修理を試みたものの、

「おそらくオイルを少しずつ燃焼しながら走っており、修理することができない」と。

というわけで、1〜2ヶ月に1回程度はオイルを注入し乗り繋いでいました。

 

そのオイルセンサーが作動しないということは、オイルの追い注入のタイミングが分からず、いつエンジンが行っちゃうかわからないということです。

そして車の寿命が平均13年ぐらいという情報もあり、もう修理するのはやめようかと家族会議で決定しました。

 

思い返すこと9年前、都会に住んでいるにも関わらず車を買ったのは、産まれたばかりの長男を自然と触れ合えるところに車で連れて行ってあげたいという思いからでした。

 

当時BMWのディーラーから中古車を買いました。

価格は日本車と比較してもそんなに高くなかったにもかかわらず、見た目は高級感があり、「こんな高級車に乗れるんだぁ〜」と田舎育ちの夫婦が感動したのは遠い昔のことです。

それから娘も産まれ、保育園の送り迎えを8年間、その他にも海に行ったり山に行ったり、お寺に行ったり動物園に行ったり、いろんなところへと連れて行ってくれました。

 

結局9年間無事故でこれたことには感謝しかありません。

 

でも先ほど書いたように度重なる故障もありました。

大きなものでは、ブレーキパッドが全くなくなり、ディスクローターを直接ブレーキに使っていることがありました。

この時の修理代はなかなかのもので20万オーバーでした。

BMWの修理明細を見ると「鉄板ブレーキの為」と新たな用語を作ってくださったようです。

飛び散ったディスクローターのカスが白いBMWにうっすらと錆として今も残り続けています。

 

さらに今年の初めにはエンジンから異音が聞こえ、緊急停止し、初のレッカー移動という体験も味わうことができました。

実はこの時も愛車とお別れすることを覚悟し、記念撮影をして見送りました。

が、奇跡的に10万円程度の修理費。

これまでのBMW様の請求からすると、ウソのように安い金額でした。

また、無料でレッカー移動をしてくれたソニー損保さんには感謝しかありません。

この場を借りて御礼申し上げます。

 

そして、コンビニに止めているBMWの丸いエンブレムのところにガムがべっとりと着けられるという事件にも会いました。

まさにこんな状況↑。

とりあえず家に帰ってから駐車場でよくみてみると、ガムを着けられたワケではなく、エンブレムが外れ落ちて、その裏側についていた接着剤が見えていることに気づきました。

 

そして駐車場の下を見回すと、BMWのエンブレムが金の斧のごとくキラめいていました。

「それ、私のです」と神様から取り返し、アロンアルファで取り付け、事なきを得ました。

 

 

つらつらと思い出話を書きましたが、今日がお別れです。

これから家族で車を綺麗にして、記念撮影を行い、手放してきます。

 

損か得かという金銭面だけを考えると、正直都会では車がなくても生活できます。

しかし、人生それだけを考えていても味気ないものとなるし、少々無駄だと思うことにお金を使うことも人生を彩る上で大切かなと思います。

 

Die with zeroとまでは思いませんが、ある程度はそいう考え方も大事かもね。

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じゃ。

 

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続く円高!!!FXの為替ヘッジはどうなったのか。。。

円高の流れが止まりません。

主に米国株に投資している投資家としては円安による含み益の増加も嬉しいですが、積立投資をすることを考えると行き過ぎた円安は嫌なものです。

なので、どっちかと言えば円高方向が歓迎です。

 

ついこの前までは強烈に円安が進行し、一時は150円を越えるところまで行きました。

日銀は必死に為替介入をするものの「米国との金利差が縮小しない限り、為替介入の意味なし」と言われていました。

 

ところが流れが変わったのは、10/21に日銀が実施した最大規模の為替介入。

www.bloomberg.co.jp

チャートで見ると白丸のところが為替介入したポイントで、その日をピークに下落を開始しているのが分かります。

ドル円チャート

ダラダラと下降をはじめた後にとどめとなったのが、上記チャートの白点線丸で書いた日に起きたインフレ指標によるショック。

ショックと言っても

  • インフレ予想値;+7.9%
  • インフレ発表値;+7.7%

と、予想値をわずかに下回っただけです。

依然として高いインフレ指標であるにも関わらず、予想値との0.2%の違いだけで、一気に円高の流れとなり、ピーク値151円から今日時点で17円も円高に振れています。

 

そして昨晩米国の雇用統計が市場予想を上回る増加となりました。

www.bloomberg.co.jp

本来であれば、

  • 雇用統計増→
  • 賃金上昇、景気拡大、需要増→
  • 更なるインフレ→
  • インフレ抑制のため金利上昇→
  • 更なる金利差拡大による円安

となるはずです。

昨晩一時は円安方向に動いたものの、すぐに元の円高方向に戻っていました。

 

同じニュースであってもその時のチャートの状況によって市場の受け取り方が違うところが面白いところです。

 

ニュースによって右往左往することがいかに馬鹿馬鹿しいことか分かります。

 

 

 

 

で、自分の状況を整理しましょう。

以下の記事でドル売りヘッジを行ったと書いたのは記憶に新しいところです。

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その時のポジションがこれ↓

今は134円なので、ざっくり

  • 11円×70,000=770,000円

ぐらいの利益でしょうか。

 

実際のナウな口座状況を覗いてみましょう。

・・

・・・

平均約定価格もポジション数も変わってますね。

 

何があったのか?

 

 

正直に申し上げると、売りポジを持ってからやはりニュースが気になり、下心が生じ、右往左往した結果、

  • 142円近辺まで上昇した時に、利益がなくなるのが嫌になり利確
  • 再度下落し始めたのに乗り遅れまいと、ポジション持ち直し

という感じです。

 

約3年ぶりのFX参戦でしたが、思い出しました。

FXが苦手ということを。

ここ3年間まったりと積立投資だけに専念してきた結果、短期売買の欲望・恐怖とは無縁でしたが、久しぶりにこの感覚を思い出しました。

 

今FXの利益は含み益を合わせると50万円程度あるので、少なくとも今回の戦いはプラスで終わりたい。

 

長期戦に持っていけば利益になる確率が高いとは分かっているものの、なかなかできない。

人間だもの。

 

あー早くFXやめたい。

 

じゃ。

 

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【ザ・ロスチャイルド「大英帝国を乗っ取り世界を支配した一族の物語」】

ロスチャイルド家については今も世界を裏で牛耳っているなどの陰謀論で取り上げられることが多いです。

そんな中、比較的中立的に書かれているということで読んだのが、林千勝著「ザ・ロスチャイルド 大英帝国を乗っ取り世界を支配した一族の物語」です。

 

いつも本はKindleで読むのですが、この本については電子版がなかったため、久しぶりに書籍を購入し夏休みの帰省中に一気に読みました。

 

帰りの新幹線で読み終わったのですが、降りる時に座席に忘れてしまい、今家にはカバーだけが悲しく残っています。

駅員さんは謎の怪しい本が所々折り目が付けられて置いてあると思ったことでしょう。

 

ということで記憶を頼りにロスチャイルド家について徒然なるままに書き綴ります。

こんな動画もあるので参考に。

www.youtube.com

先ほども書いたようにロスチャイルド家陰謀論などで取り上げらることも多く、実際そういった本もあります。

 

この本に書いてある内容が全て史実かどうかという疑問が残る部分もありますが、世界のお金を牛耳っている人たちがどういった思考をするのかとても参考になります。

 

ロスチャイルド家についてざっくりと書くと以下のようになります。

  • 1700年後半にユダヤマイヤー・ロスチャイルドから始まる
  • マイヤーはユダヤ人が得意とする金融業で利益を得る
  • マイヤーは5人の息子をヨーロッパの主要都市(フランクフルト・ウィーン・ロンドン・ナポリ・パリ)に送り込み情報ネットワークを作り、金融業をさせる
  • ロンドンに送り込んだ三男ネイサン・ロスチャイルドが1815年のワーテルローの戦いの勝敗について情報網を駆使して莫大な利益を上げる
  • 金融を武器に政界・王室への影響を持つようになる
  • ロンドンをはじめ世界の中央銀行のシステムを作る
  • 第一次世界大戦で莫大な利益を上げる

ロスチャイルド家の最盛期には世界中の富の半分を牛耳っていたという記述があり、その凄さが分かります。

 

今回の本は第一次世界大戦が終わるまで書かれており、今後続編が出る感じですね。

 

ロスチャイルド家が有名になった上記ワーテルローの戦いは、

  • フランスがロシアと戦い、ロシアに勝てば今度はイギリスに攻めてくるという状況
  • フランスがロシアに勝てばイギリス公債は暴落、負ければイギリス公債は暴騰
  • 情報網を駆使してネイサンはフランスがロシアに負けたという情報をキャッチ
  • 通常ならイギリス公債を買うところ、ネイサンはイギリス公債を売った
  • 周りの人は情報通のネイサンが売ったのだから、フランスが勝ったと思いイギリス公債を売り叩き、イギリス公債は暴落
  • 裏でネイサンは紙屑となったイギリス公債を買いまくる
  • フランスがロシアに負けたという報道によりイギリス公債暴騰
  • ネイサン爆益

という流れです。

この時得た利益をもとに金融業、鉄道業でさらに利益を重ね、イギリス王室を借金まみれにして裏で操るようになりました。

ついには通貨発行機関である中央銀行設立にも携わるようになり、まさに世界の金融を操るようになりました。

第二次世界大戦までは世界の金融の中心はロンドンで、そこをロスチャイルド家が抑えていたということからもその影響力が分かります。

 

戦争についても彼らにとってはいいビジネスで、味方にも敵にもお金を貸し出し、メディアも操り、巧みに戦争に持っていく様は恐ろしささえ感じました。

 

旧約聖書にもいかにユダヤ人が虐げられていたかが書かれていますが、言葉では表せない感情の裏返しからこういった行動に出てくるのでしょうか。

読んでいて「国は持たないけどユダヤ人同士で連携して、世界を操作してやろう」という意志が感じられます。

 

この本は淡々と「〇〇年にネイサンが〇〇し、資産が10,000倍になった・・・」と事実を書いていくというスタイルで、退屈ではあるものの誇張がない感じで途中から慣れてきました。

是非続編が読んでみたい本です。

 

この本を読んでいると世界の金融を動かす層が考えることが見えてきます。

いつも時代も同じで悲しいかな「戦争はビジネスになる」という点です。

こう言った視点で今の世の中をみてみると違う視点が見えてきます。

 

紛争の影には必ず利益になっている層がいます。

今海外で起きていることについても、一番利益になっている国はどこなのか。

金融を動かす層が考えることは怖い。

 

メディアに踊らされず自分で考える一助になる本ではと。

 

じゃ。

 

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ドル売り為替ヘッジを行いました

今週はものすごい勢いでドル円が下落しました。
理由はアメリカで発表されたインフレ指標であるCPIが予想よりも低かったからです。
ドル下落の原因を簡単にまとめるとこんな感じ。
  • インフレが予想より抑えられている
  • →ドル金利上昇が抑えられる
  • →予想より米国と日本の金利差が広がらない
  • →ドルの魅力低下
  • →ドル売り
 

それにしてもこれほどまで下落速度が早いとは思いませんでした。

調べてみると1日当たりの下落幅としてはリーマンショック以来のようです。

円安の流れが止まらないという世間の風潮から多くのドル買いが生まれ、予想に反するCPIの結果により利確・ストップロス・投げ売りを含み短期間に大きく下落した感じでしょうか。

 

さて私自身ドル建て資産をたくさん持っているので、円安の恩恵を受けている今のうちに利益を確保するためにドル売りヘッジをかけると先日の記事で書きました。

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来年がドル金利のピーク予想だったので、もう少しドルを売るのは先になるかなと思っていました。

 

150円近辺でパラパラと売り始め、週足ボリンジャーバンドの+2σ(145円ぐらい)を割ったら大量に売ろうという戦略を持っていました。

ドル円週足チャート

なのでドルについては今週も注意深く相場を見ていましたが、週の半ばで週足ボリンジャー+2σを割るのが濃厚にみえ、急遽売りポジションを持ちました。

 

現状のポジションは以下の通り。

  • ドル円;売
  • 数量;7万ドル(1015万円分)
  • 平均売値;145.128円

先日の記事に書いたように1000万〜2000万円程度は売りポジションを持ちたいと思っていたのですが、予想外に下落速度が速く、予定していた下限の1000万年分の売りポジションとなっています。

 

価格的に結構下落しているので、もうこれ以上は売るのが怖くこのままのポジション量で利益になるのを待とうかと思います。

 

ちなみにドル円の売りはマイナススワップ(毎日金利差を払い続ける)なので、長期投資には適していません。

ざっくり1ヶ月のマイナススワップを計算してみます。

  • -150円×7万×30日=-31,500円/月

結構スワップの支払いが多いのがわかります。

1年ダラダラと保有すると約−36万円のスワップの支払いが発生します。

バカにならない金額ですね。

 

今後の予想を見ると1年後に1ドル=140円というのもあり、利確タイミングが難しいところです。

jp.reuters.com

マイナススワップがなければ長期ホールドでも良いんですが、そういうわけにもいかず、意外と為替ヘッジをするにしてもスワップという手数料が掛かるためそんなにうまい具合に利益にはならなさそうです。

 

短期間に30円ぐらい下げてくれれば別ですが。

ちなみに月足ボリンジャーの+2σ(135円ぐらい)を下抜けるともっと大きな下落に突入していきそうな感じがしています。

ドル円月足チャート

まぁこの先もボリンジャーバンドを見ながら利確のタイミングを図っていきます。

 

じゃ。

 

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債券投資の失敗。。債券以外の候補を考える

この度ポートフォリオの一部に組み込んでいた債券を売却しました。

投資の教科書には「ポートフォリオの一部に債券を組み入れることで、ポートフォリオ全体の値動きが滑らかになる」ということが書かれています。

 

が、実際はどうだったのでしょうか。

米国株に投資するVTIと米国債券に投資するAGGのチャートを比較してみます。

結果はご覧の通り、

  • VTI(青);−16.2%
  • AGG(緑);−15.3%

全然ポートフォリオが滑らかになりません。

 

なんでこんなことになったのか?

それは米国FRBのQT(量的引締め)が原因です。

QTによってFRBが大量に保有していた国債を売り放ったため、債券価格も大きく下落していきました。

 

その結果が上記チャートです。

 

世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者、レイ・ダリオ氏も個人投資家は株価の変動に耐えられないため、ポートフォリオに債券を組み入れることを勧めていました。

 

しかし、以下の記事にあるように昨今のFRBによる債券すりまくり→金利低下により「現金・債券保有は愚かだ」というほど意見が変わっています。

www.bloomberg.co.jp

では何に投資すればいいんでしょうか?

現金で保有するというのは一つの手だとは思います。

しかし、現金にもいろいろあり、今回の円安状況を見ると「円」だけを保有しておくというのはかなりのリスクだと思います。

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実際円安によってiPhone価格が大きく上昇するなど、円安の効果が目に見えるようになってきました。

株を購入している方であれば、円安によりドルの調達コストが上がっているのを身に染みているでしょう。

 

現金以外のポートフォリオ候補としては物価連動債という手もあります。

これはインフレに応じて元本が調整される債券です。

物価連動債※wealthnavi HPより

先ほどのチャートにTIP(物価連動債;黄色)を追加してみます。

ちょびっとだけ物価連動債の方がいい成績ですね。

 

こう見るとその時々の相場は、

  • 為替の状況
  • インフレの状況
  • 金利の状況

などなどの影響を大きく受けるため、一概に何に投資すればいいというものではないことが分かります。

 

ということは、日頃から広く分散されたポートフォリオを準備していることがいろんな相場に対処できていいのかもしれませんね。

 

投資は奥が深いね。

 

じゃ。

 

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